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20章:驚嘆に値するレコード音源

アナログ ディスク レコード
音楽記録方式の始まり

アナログ ディスク レコードは音楽の記録媒体として、今だその中心となっています。
音の記録起源はエジソン円筒ロウ管方式の機械式記録より始まり、1920年中期までは音響エネルギーを直接記録するものでありました。
大きなホーンの前に立って演奏し、そのホーンの先がカッティング針に直結した振動板となっており、その録音と再生は当時、機械式でありました。
電気的処理がなく音楽が再生されるなど、今から考えると驚くことです...。
1920年代中期頃より高出力可能な電気的記録方式の研究が始まりました。
ウェスタン エレクトリック社の技術者マックスフィールドとハリソンによって実用的な電気記録方式が開発され、歴史的一歩の始まりとなりました。
それを期に現在も電気記録方式による発展が続いています。
その後、W.E.の特許とは別に、EMIは独自の方式を技術者アラン ブルムラインによって可動コイルカッティング方式を新たに考案しました。

機械式録音装置 1885年〜1924年(明治18〜大正13年)

電気吹き込み以前の録音装置の模式図
電気吹き込み以前の録音装置の模式図
図:日本オーディオ協会オーディオ50年史参照

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